リスクマネジメント
リスクマネジメントの考え
当社グループは、バルブ製品を通じて原子力・火力発電所をはじめとする各種産業用プラントの安全・安定運転、ひいては社会インフラの安定を支えるという使命において、企業経営の目標達成に影響を与える可能性のあるすべての事象をリスクとして認識し、リスク発生の回避及び発生した場合の被害低減に努めております。
リスク管理体制
当社グループは、当社グループ役職員等が内部統制システムの基本方針を踏まえ、当社グループにおいて潜在するリスクに関して必要な事項を定め、これをもってリスクの対応等(以下「リスク管理」)を適正に行い、リスクの顕在化防止、当社グループの損失の最小化及び効率的な業務運営を行うことを目的とし、委員長を内部統制統括責任者、委員を各本部長としたリスクマネジメント委員会を設置しております。
リスクマネジメント委員会は、年2回開催しており、年度初めの9月に経営戦略リスク、財務リスク、ハザードリスクの抽出、評価、予防策の検討を行い、11月にオペレーションリスクの評価、予防策の確認、全社的なリスクマップ表の作成を行っております。
リスクマネジメントプロセス
当社グループでは、下記のプロセスによりリスクマネジメントを実施しています。
| ・ | リスクの抽出 取締役、監査等委員、従業員に対し、アンケート・ヒアリング等を実施し、リスクを抽出。 |
| ・ | リスクマネジメント方針の決定 抽出した内容をリスクの分類に分け、影響度・発生可能性の視点でリスクマトリクスを作成し、対策を検討する。 |
| ・ | 対応部門によるリスク対応策の実施・改善 部署の業務に係る潜在的なリスク項目の抽出、評価、コントロールを実施し、改善を行う。 |
| ・ | リスクマネジメント委員会・監査部門によるモニタリング 内部監査室:各部署で設定されたリスクの評価、全社的なリスクとの整合性を確認を行い、そのコントロールの状況について監査後、リスクマネジメント委員会へ報告する。 リスクマネジメント委員会:リスクマネジメント体制の構築、管理、維持ならびに会社全体で想定されるリスクの洗い出し、評価、および予防策の策定を行うとともに、全社的なモニタリングについて取りまとめ、経営会議、取締役会に報告する。また、内部監査室より報告のあったオペレーティングリスクについて全社的なリスクとの整合性を確認しながら評価し、コントロールの実施状況について確認する。 |
| ・ | リスクの評価・見直し |
当社グループの事業活動に大きく影響を与える可能性があると判断した重要リスク項目につきましては、当社有価証券報告書に記載をしております。